2012年3月14日水曜日

はじめてのブックカバー

久しぶりにブックカバーのデザインを制作した。



農作物の販売用のパッケージ用に描いたデザインだ。



この頃お神輿の復興とか、



僕の仕事の範疇を越えたものを頼まれたりする。



でも、お神輿って言うたら神社。



神社って言うたら農耕祭など。



そのイメージから田楽のイメージへ、



そして高足から竹馬とイメージを膨らませ、



かわいい竹馬のデザインを制作した。



今は彫師の手に回っている。



どんなデザインを描いても、



六代目の裕子に最終確認をとって、



完成としている。



小学校の時に友達同士で、



たんさくの四つ葉のクローバーを見つけた。



若い時に好きな彼女と四つ葉を見つけた。



そのあと楽しい時にはいつも四つ葉を見つけ、



奥さんにも四つ葉を見つけてあげた事がある。



誰かが必要なら、



僕はそれを見つけ出す事が出来る。



竹笹堂の初めてのブックカバーは、



僕が描いたしろつめくさ。



たくさんの三つ葉の中に四つ葉がひとつ。



それと四つ葉がいっぱいのデザイン。



それを六代目の裕子が、



六種類の色で展開してくれた。



竹笹堂の未来が動き出した。



みんなの未来が開けたらいいと思う。



でも、



そこまで考えたデザインなんかじゃなく、



ただ、



嬉しかった気持ちをのせたデザインである。




by kenji

2012年3月12日月曜日

京都マラソンレポート

空は青くなり陽も照ってきた。



朝4時に目を覚まし、



6時には家出て気分を上げていった。



昨日、京都マラソン当日。



出来る用意は出来る限りした。



競技場のトラックからみた風景は、



一流のアスリートのものだが、



今日だけは一般の目にも映せる事が出来た。



幸先は好調にように思えた。



いつまでも走れるように思えた。



42歳になる。



42キロを走る。



1キロに1歳分の想いを積み重ねようとした。



かなり走ったように感じたが、



まだまだ2キロ地点だった。



沿道の応援が凄く耳ざわりだった。



調子が悪い時に頑張れと言わないようにと言う事を、



本当に体感した。



これからは気をつけようと思う。



坂が連発した。



普段では感じない傾斜も、



考えられないような急斜面だった。



タイム的に計算すると、



どうにかいけそうな感じはするが、



25キロ地点ぐらいのキツネ坂で、



僕の両足は砕け散った。



キツネ坂は車で上るもんで、



走ったらアカンんと思う。



そやから歩いたけど。



それでももう走れないようになってしまった。



でも、いきなりランナーズハイのような状態になって、



劇的に走れるようになるかもしれんやんで、



早足で30キロの関門までたどりついた。



次の関門は35キロ地点。



いけそうやけど、



どうもそれ以上はいけないようだ。



劇的な変化は見込めず。



僕は30歳の積み重ねで終わった。



景色を見ながら思い出にふけることなんて、



とんでもない状態だった。



しんどい。やめたい。



それ以上それ以下もなし。



自らリタイア宣言したことに、



なんの想いもない。



やるだけやるけど、



その場の状況判断もつけられる。



今日はちゃんと仕事した。



また完走する機会があれば行こうと思う。



でも思い起こせば、



凄く楽しかった。




by kenji